初心者が「選んではいけない」レンタルサーバーの特徴7つ｜後悔しない選び方

この記事の結論（先に言います）

安さだけで選ぶのはNG。 初心者こそ「安定性・速度・サポート・バックアップ」を優先すると、長期的に見て時間とお金を節約できます。この記事では「見た目は安そうだけど避けるべきサーバー特徴」を挙げ、代替案と乗り換え時の注意点をまとめます。

避けるべき特徴7つ

1. ① 価格が破格に安い（ただし理由が不透明）

   月額が極端に安いサーバーには、リソースを大量共有している、広告で収益化している、サポートが弱い、という「裏」があります。短期的には安くても、表示速度や安定性で損をすることが多いです。

   チェック方法：公式のスペック表（CPU / メモリ / ディスク）や「同時接続数」情報、利用者レビューを確認しましょう。

2. ② リソース（CPU・メモリ・IO）が明示されていない

   「容量無制限」「転送量制限なし」と書いてあっても、実際は共有サーバーのためリソースが足りなくなることがあります。特にアクセスが増えたときに急に重くなるサービスは要注意です。

   チェック方法：ベンチマークや実測レビュー、同一プラン利用者の評判を探す。

3. ③ サポート（問い合わせ品質）が貧弱

   サポートがチャットやメールしかなく返信が遅い・FAQしかないサービスは、トラブル時に詰みます。初心者は電話サポートや日本語サポートの有無を重視しましょう。

   チェック方法：無料お試し期間に問い合わせをして反応速度と回答の質を確認するのが確実です。

4. ④ 自動バックアップ・復元機能がない／別料金

   バックアップは万が一のときの命綱です。自動バックアップが無い、または復元に高額な追加料金が必要なサービスは避けたほうが無難です。

   チェック方法：バックアップの保存期間、世代管理、復元の可否と費用を確認。

5. ⑤ 稼働率（Uptime）や障害履歴が公表されていない

   「稼働率99.9%」と宣伝していても実績を公開していない会社は要注意。過去の大きな障害が隠されていることがあります。

   チェック方法：公式のステータスページや障害報告、SNSでの障害履歴検索を行う。

6. ⑥ PHP / MySQL のバージョンが古く、高速化機能がない

   WordPressはPHPのバージョンで性能が大きく変わります。最新のPHPやHTTP/2、HTTP/3、キャッシュ機能（Object Cache / Memcached / Redis）が使えない環境は不利です。

   チェック方法：対応しているPHPバージョン、キャッシュ・CDN連携の有無、ディスクがSSDかHDDかを確認。

7. ⑦ 契約解除・乗り換え（移行）が極端に面倒

   移行の手順が複雑、データ持ち出しができない、あるいは移行サポートが有料しかないと、後で変更したくなったときに大きな手間とコストが発生します。

   チェック方法：乗り換え時のデータエクスポートや公式の移行サポートの有無を確認しましょう。

どの項目が自分にとって重要か？　優先順位の付け方

初心者〜ブログで収益化を狙う人向けの目安：

• 最優先：安定性・表示速度・バックアップ
• 次点：サポートの質・乗り換えやすさ
• 補助：価格（ただし初期だけケチらない）

長期的にブログを運営するなら、月額の差より収益機会の損失や復旧の手間の方がダメージが大きいです。

実践チェックリスト（契約前に必ずやること）

1. 無料お試しで管理画面・速度を自分で確認する
2. サポートに問い合わせて返信速度と質を確認する
3. バックアップ・復元の仕様を確認する
4. PHP・データベースのバージョンと高速化機能を確認する
5. 障害履歴や稼働率の公表を確認する
6. 移行サポートの有無と手順をチェックする
7. 評判（SNSや実測レビュー）で同一プラン利用者の声を探す

乗り換え（移行）を検討するタイミング

次のような状況なら早めに乗り換えを考えましょう：

• 頻繁にダウンが発生する
• ファーストビューの表示が遅く、改善しない
• サポートが意味のある回答を返さない
• 収益化を本気で狙う段階に入った

乗り換えの際は、まずは無料お試しやステージング環境でテストし、DNS切替とSSL確認を慎重に行ってください。

おすすめの“見るべきポイント”まとめ

サーバーを比較する際は、次の5つを必ず比較してください：

1. 実効速度（実測）
2. 稼働率と障害履歴
3. バックアップの仕様と復元可否
4. サポート対応（日本語・電話・チャット等）
5. 乗り換え時の手間とコスト

よくある質問（FAQ）

Q. 月額が安いサーバーは本当にダメですか？

A. 一概には言えませんが、安さの理由（共有リソースの多さ・低品質サポート等）を確認せず契約するのはリスクが高いです。

Q. 乗り換えは難しいですか？

A. 手順は多いですが、最近は移行ツールや有料サポートが充実しています。重要なのは「事前テスト」と「復旧手順の準備」です。

Q. 初心者におすすめの判断基準は？

A. 「無料お試し」「バックアップ」「公式の障害履歴」「日本語のサポート」が揃っているサービスを選ぶと安全です。

（参考）条件をクリアした初心者におすすめのサーバー例

ここまで解説した「避けるべき特徴」をクリアし、安定性・速度・サポート体制で評価が高い定番のレンタルサーバーをいくつか紹介します。迷ったらこのあたりから検討するのが安全です。

それぞれのサーバーの詳細なスペック比較や、自分に合ったプランの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

ブログ収益化におすすめのレンタルサーバー比較を見る

まとめ & 次の一手

サーバー選びは「目先の安さ」ではなく「将来の運用コスト（時間やトラブル対応）」を考えることが最優先です。今回の7つの特徴に当てはまるサービスは避け、まずは無料お試しで自分の目で確認してください。

関連記事：
ブログ収益化を本気で狙うなら選ぶべきレンタルサーバー比較