「ネットで見つけた便利そうなコードをコピペしたら、突然サイトが真っ白になってしまった…!」
WordPressを使っている人なら、誰もが一度は通る恐ろしい道です。管理画面(ダッシュボード)にすらログインできなくなり、頭の中まで真っ白になってしまいますよね。
でも大丈夫です。パニックになる必要はありません。この記事では、エラーで落ちたサイトを安全に元の状態に復旧させる手順と、二度と同じ悲劇を繰り返さないための正しいバックアップ術を分かりやすく解説します。
目次
なぜ画面が真っ白になるの?(エラーの原因)
WordPressの画面が真っ白になる現象は「White Screen of Death(死の真っ白画面)」とも呼ばれます。原因の9割は、functions.php の記述ミス(構文エラー)です。
- コードの最後にセミコロン(
;)を付け忘れた - 全角スペースが混ざってしまった
- カッコ
()や{}の閉じ忘れ - 古いコードと新しいコードで関数名が重複している
PHPというプログラミング言語は非常に厳格で、たった1文字の全角スペースが混入しただけでシステム全体が停止してしまいます。
【復旧手順】真っ白になったサイトを直す方法
管理画面に入れない以上、WordPressの画面上からは修正できません。サーバーに直接アクセスして、エラーを起こしたファイルを「正常なファイル」に上書きする必要があります。
- サーバーに接続する
FileZillaなどの「FTPソフト」を使うか、ご契約中のサーバーの管理画面(cPanelのファイルマネージャーなど)にログインします。 - エラーが起きているテーマのフォルダを開く
階層は/wp-content/themes/お使いのテーマ名/です。この中にfunctions.phpがあります。 - バックアップしておいた正常なファイルを上書きアップロードする
エラーを起こす前のfunctions.phpをアップロードして上書き保存します。(※もしバックアップを取っていなかった場合は、ファイルを直接開いて、最後に追加したエラーの原因であるコードを削除して保存してください)
これだけで、あっという間にサイトは元の状態に戻り、管理画面にもログインできるようになります。
もう二度と泣かない!正しいバックアップ術
このようなトラブル時に「正常なファイル」が手元にあるかどうかが運命を分けます。実務でも必須のバックアップ方法を2つ紹介します。
1. ファイル単体のアナログなバックアップ(最速)
functions.php などを編集する直前に、FTPソフトやファイルマネージャーからそのファイルだけをパソコンのデスクトップにダウンロード(保存)しておきます。これが一番手軽で確実なお守りです。編集が成功したら捨てて構いません。
2. プラグイン「UpdraftPlus」でサイト丸ごと保存
サイト全体のデータや画像、データベースを定期的に自動バックアップしてくれる超優秀な無料プラグインが「UpdraftPlus」です。
- 設定したスケジュール(毎日・毎週など)で自動バックアップ
- GoogleドライブやDropboxなどの外部ストレージに保存可能
- ボタン一つで過去の状態に復元(リストア)できる
まだ導入していない方は、万が一のサーバー障害や乗っ取りに備えて今すぐインストールしておきましょう。
そもそも、稼働中の本番サイトの functions.php を直接編集するのはプロでも避けます。
以前ご紹介した「Local」などのローカル環境(自分のパソコンの中のテストサイト)でコードを追加し、エラーが出ないことを確認してから本番環境に反映するのが、Web制作の正しいお作法です。
まとめ:失敗を恐れずカスタマイズを楽しもう
画面が真っ白になると最初は心臓が止まりそうになりますが、復旧手順さえ知っていれば5分で元通りに直せます。
バックアップの手間を惜しまず、安全な環境を整えた上で、WordPressのカスタマイズを思いっきり楽しんでいきましょう!
